のんびりだるまとーく

今日のとーく

いつでも どこでも だれにでも

2020年06月23日(火)

今朝もいつものようにお寺の前に幼稚園の送迎バスが停まると、中から「おはようございます」と明るい声と共に先生が降りてきました。
すると、お迎えを待っていた子供たちも元気に返事をした後に、ニッコリ笑って「いってきます」とバスに乗り込みます。
こんな当たり前の一場面でも、こんな挨拶のやりとりがあるだけで、なんとも言えない清々しさがその場を包みます。
この挨拶という言葉、もともとは禅宗のお坊さんの間で使われた言葉だそうです。
「挨」は軽く触れること、「拶」は強く触れること。
和尚さんが修行僧へ声を掛けたその返事によって、その修行僧の悟りの具合を計るといった意味だったそうです。
それが転じて、今日ではお互いの心を通わす手段へと変わってきたそうです。
この挨拶は、いつでもどこでも誰にでも実践できる菩薩行(ほとけさまの行い)でもあります。
一日行えば一日のほとけさま。一年行えば一年のほとけさま。
一生続けたら…本物のほとけさまになれるんですって!